2022.12.19
履歴書と職務経歴書を作成しよう!~基本のチェックポイント~

リージョナルキャリア石川の森山です。
2022年もとうとう1ヶ月を切りましたが、皆さん年末年始はどのように過ごす予定でしょうか。私は昨年地元の石川県にUターンしたので、実家でのんびりと過ごす予定です。
そして、年末年始の連休中は目標を書いた手帳を取り出し、今年の自分はどうだったかなと振り返っています。そうすると、新年に向けていいスタートになるのでは...!と思い3年前から始めました。
皆さんも仕事の振り返りにもなる履歴書や職務経歴書の作成、またはアップデートする時間を設けてみてはいかがでしょうか。作成時のポイントをお伝えするので、ぜひチェックしてみてください。
履歴書と職務経歴書とは?
転職活動において準備していただく「履歴書」と「職務経歴書」は、そもそもなぜ必要なのでしょうか。必要な理由を知っていると、作成する時の目安になるかもしれません。
■履歴書
氏名や住所などの個人情報から、今までの学業・職業などの経歴、そして、免許や資格欄などの基本情報をまとめた書類になります。
つまり、応募してきた方が「どんな人」か見るための書類です。
■職務経歴書
過去から現在までの仕事の業務内容や実績、そして培ってきた知識やスキルを伝えるための書類です。
作成前に応募先企業の募集要項などを確認し、実際の業務に繋がるキャリアを記載することで、企業にとって有益な人材であることをアピールしましょう。
書類作成時に気を付ける注意点!
書類作成の事前準備として、まずは以下の内容をチェックしましょう。
■作成は手書き?パソコン?
十数年前までは手書きでの作成が当たり前でしたが、最近では履歴書と職務経歴書どちらもパソコンでの作成が主流になっています。
応募企業より手書きでの作成を求められるケースもありますが、指定がない限りパソコンでの作成をオススメします。
■履歴書用証明写真の準備
履歴書に貼る証明写真は「写真館」「スピード写真機」、そして「アプリ」で用意することができます。その際に写真の焼き増しや、パソコン作成時に使えるように写真データも一緒に用意しましょう。
また、撮影時には清潔感が伝わるように心掛けましょう。服装や髪型が、応募企業のビジネスシーンに合っているかどうかを意識して整えましょう。
■フォントやサイズ、西暦和暦の統一
パソコンで作成する時に、見落としがちなのが「フォント」の統一です。採用担当者が読みやすいように、WordやExcelの標準フォントを使用しましょう。文字サイズも標準である「10.5pt~11pt」の使用をオススメします。
そして、履歴書と職務経歴書に記載する年数は、和暦か西暦どちらかに必ず統一しましょう。生年月日は西暦、学歴・職歴は和暦など、バラバラになっているケースが見られます。細かいことですが、採用担当者がチェックするときに分かりやすいように作成しましょう。
履歴書作成時に間違いやすいポイント!
■学歴について
小学校や中学校の記載は不要です。高校以降の学歴からで構いません。学校名と学部や学科などは省略せずに正式名称で記載しましょう。
(参考例)
20××年 4月 ●●高等学校 普通科 入学
20××年 3月 ●●高等学校 普通科 卒業
20××年 4月 ○○大学 △△学部 □□学科 入学
20××年 3月 ○○大学 △△学部 □□学科 卒業
■職歴について
過去から今までの職歴を時系列順にまとめましょう。学歴と同様に、企業名などは正式名称で記載しましょう。
(参考例)
20××年4月 ●●株式会社 入社
20××年3月 一身上の都合により/会社都合により/契約期間満了につき 退職
学歴の入学・卒業、職歴の入社・退職の年月は間違いやすい項目です。セルフチェックもしっかり行いましょう。
■免許・資格欄について
学歴・職歴に続いて、こちらも正式名称で記載しましょう。特に運転免許は正式名称で記載されていないケースが多いので気を付けましょう。そして「取得」と書くのも忘れずに!
(参考例)
20××年 8月 普通自動車第一種免許 取得
職務経歴書作成時のポイントや注意点!
職務経歴書には、履歴書のように決められたフォーマットはありません。そこで、どのような項目をどのような形式で記載すればいいのかをお伝えします。
■基本項目
・職務要約
社会人としての経歴を簡潔にまとめて記載しましょう。過去から現在までの流れやポイントが分かるようにしましょう。
・職務経歴(企業情報も含む)
過去から現在まで在籍した企業での配属部署や担当した業務、実績や成果などをまとめます。その際に企業情報もホームページなどを参考にして記載しましょう。
・活かせる経験・知識・技術
コミュニケーション能力やPCスキルなど、応募先企業で活かせる場面がイメージできるように記載しましょう。
・資格
これまでに取得した資格や免許などを記載しましょう。その際、年月の記載を忘れないように注意しましょう。
※履歴書の資格欄と相違がないか、セルフチェックは忘れずに!
・自己PR
応募先企業へ向けて、強みや特徴などアピールポイントを記載しましょう。
■形式について
職務経歴をまとめる際には編年体形式(時系列が昔から今)で書くのをオススメします。
その他に、現在から過去にさかのぼる「逆編年体形式」や業務内容やプロジェクトごとにまとめる「キャリア形式」がありますので、自分の経験をアピールしやすい形式を選択しましょう。
■注意点
転職者の方からお預かりした職務経歴書を読む際に、以下の点についてアドバイスさせていただくことが多いです。
・業務内容の記載が少ない
⇒改めてキャリアの棚卸をしてみましょう。どんな経験をしてきたのか、どんなスキルが身に付いたのかなど、振り返ってみましょう。
・業界用語を使用している
⇒業界や社内の専門用語を使用している場合がありますので、分かりやすく伝わるように記載しましょう。
・履歴書と職務経歴書で差異がある
⇒企業の在籍年数や資格取得の年月など、特に数字の箇所で差異があるケースがあります。作成後は履歴書と比べてセルフチェックを行いましょう。
最後に
以上が履歴書と職務経歴書作成時のポイントです。
リージョナルキャリア石川では、履歴書と職務経歴書のフォーマットをご用意しています!
下記リンクで履歴書と職務経歴書のフォーマットとサンプルがZIP形式でダウンロードできますので、よろしければ、ご参考になさってください。
また、作成した書類を添削やアドバイスが必要な方は、お気軽にエントリーください。お待ちしております。
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