2023.05.11
「退職交渉」を円滑に進めるための3つのポイント
リージョナルキャリア石川のコンサルタント、小林です。
日々多くの方の転職支援をさせていただいていますが、応募、面接、内定などの転職活動のポイントと同じくらい重要なのが、退職交渉です。
ここでは退職交渉を行うタイミング、最初に伝えるべき人など、円滑に退職交渉が進むための3つのポイントをまとめました。
内定が出たら、できるだけ早く退職交渉を開始する
当然ですが、退職交渉を切り出すタイミングは、転職先の内定通知をもらってからにしましょう。
現職への退職交渉は、就業規則で定められた期間「〇か月前に申し出る」といった取り決めがあるのが一般的なため、転職活動を開始する初期段階で確認をしておくことをお勧めします。
また、企業は退職希望者が発生した場合、後任の決定や業務の引き継ぎ、新任者の採用活動などを行うため、なるべく早めに申し出た方が良いです。
タイミングを見計らって切り出したい、という思いもあるかもしれませんが、新規プロジェクトへのアサイン、人事異動など、時間の経過とともにご自身を取り巻く環境は刻一刻と変わっていきます。転職意思決定をしたらすぐに次のアクションに移ることが基本です。
もちろん、その前に事前準備も重要です。上記に述べた就業規則の確認だけでなく、有給休暇はどのくらい使えそうか、引き継ぎにはどの程度の日数が必要かなどを確認しておくのも大切です。
退職の「相談」ではなく、「報告」をする
まず退職の申し出は直属の上司に行います。理想は時間をとってもらい、会議室などの落ち着いた場所で伝えます。
どうしても時間をとってもらえない場合は、メールで最初の報告をするのも手段の一つですが、人事に関わる重要なことですので、簡素に済ませずにきちんと伝える場を作りましょう。
また、伝える際には「相談」ではなく、退職することを「報告」する、というスタンスを意識しましょう。
「退職したいと考えている」という伝え方だと、上司も相談を受けていると捉えてしまいます。「退職します」と言い切ることが重要です。
それから、交渉というだけあって、1回で完了するものではなく、時には複数回になることもあります。そんな時には、なぜ転職をしたいと考えたのか、出発点に立ち返り自分の気持ちを確認することも効果的です。
引き継ぎスケジュールを確認する
無事に退職届を受理してもらえたらホッと一息つきたくなりますが、次に重要になってくるのは、引き継ぎを円滑に行うことです。退職後の付き合いも考えて、最後まで一生懸命な姿勢を貫くように心掛けましょう。
また、スケジュールによっては時間が限られており、引き継ぎも慌ただしく、漏れが出てしまいがちです。後任者に迷惑をかけないよう、自分の業務の洗い出し、上司との引き継ぎスケジュールの擦り合わせは最後まで気を抜かずに行いましょう。
以上が退職交渉を行う上での基本的なポイントですが、当社では転職活動全般のご支援をしております。迷った際には些細なことでも構いませんので、ぜひ気兼ねなくご相談ください。
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