2022.08.25
Uターン経験者が振り返る~転職の計画とタイミングの重要性
リージョナルキャリア石川のコンサルタント、小林です。
私がUターン転職を果たしてから2年以上が経過していますが、改めて自身の転職活動を振り返ってみました。
転職を検討するうえで重要なポイントはたくさんありますが、今回はその中でも、誰にも共通する3点について、少し詳しくお話ししようと思います。
転職の目的を明確にして、タイミングを逃さないために
1. 目的を明確にする
まずは何と言っても、転職の目的を明確にする。これがスタートであり、ゴールでもあると言えます。
転職は課題解決の手段の一つだと思いますが、「その課題は何なのか」「自分はその課題を、どの程度の重要度を持って解決したいのか」を考えることにより、転職する目的の輪郭が浮かび上がってくるのではないでしょうか。
私の場合、家族全員が石川県で暮らすことを希望していましたし、「子どもの中学校進学タイミングを逃したら、先は無いかもしれない」と感じる程に重要度は高かったので、目的の明確化自体には苦労しませんでした。
それでも、目的を明確に意識した途端、今まで踏み出せなかった一歩が、すっと出せたことを記憶しています。
2. 計画を立てる
「計画無くして成功無し」と言われるだけあって、活動開始、及び活動中は「いつまでに、誰に対して、何を、どうするのか」を常に考えておく必要があります。
私の場合、家族の転居を伴う転職だったので、「計画を立てること」と、「その計画を共有して同意を得ること」を意識していました。
ポイントとなるのは計画に柔軟性を持たせることです。転職活動は一人で完結するものではなく、応募先企業、家族など複数のステークホルダーが関わることなので、自身が描いた計画通りに進むことはむしろ稀なのではないでしょうか。
だからこそ、目的を明確にしたうえで、複数の選択肢を検討したり、好ましい結果、そうでない結果を予想しておけば、万が一不測の事態が起きたとしても、すぐに次のアクションに移ることができるのではないかと思います。
3. 決断する
「後悔したくないから、時間をかけてしっかり考えたい」「待てばもっと良い求人が出てくるかもしれない」という気持ちは誰にでもありますし、転職という人生の一大イベントであれば尚更です。その背景には「このタイミングで良いのだろうか」という心理があると思います。
しかしタイミングというのは、前もって分かっているタイプもあれば、突然目の前に現れるタイプもあります。共通点は、「いつまでも目の前にいてくれない」ということです。
たとえば子どもの学校進学などがある場合、「このタイミングを逃したら、次は数年後」という状況になることもあります。重要な局面ほどタイミングを逃さないように、すぐに結論を出すことが大切です。
そのためのポイントとしては、重要な局面を迎えるタイミングの前に、小さな決定を積み重ねておくことです。タイミングを逃さない人の共通点は、単に思い切りがいいのではなく、小さな決定を事前に積み重ねているからこそ、すぐに結論が出せるのではないかと思います。
だからこそ、目の前に来たタイミングに対して、迷わず手を伸ばすことができるのではないでしょうか。
他にも転居を伴う転職活動の進め方、引っ越しノウハウなど、私自身の実体験をもとにしたアドバイスの引き出しはたくさんあります。これらについてもご説明できるよう準備は整えていますので、いつでも気軽にご相談いただければと思います。
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