2023.03.09
転職で気になる「年齢」について

リージョナルキャリア石川の砂坂です。
転職を考えている方の多くの方が「年齢」について意識されます。「労働施策総合推進法」という法律によって、特定の条件がある場合を除き、年齢で採用の可否を決める事は禁止されていますが、今回は今の転職市場における「年齢」について記載させて頂きます。
求人情報における年齢制限
企業が求人情報を出す際には「年齢の制限を設けてはいけない」というルールがあり、具体的な年齢を記載することはできません。
ただし、実は例外がいくつかあります。そのうちの一つ「若年層の長期キャリア形成を図るため」の採用については、上限年齢を定めることが認められています。
ここで言う「若年層」とは概ね34歳までの方を指しており、且つそれは未経験の採用に限ってと定められています。
今でも「27歳」「34歳」「39歳」など、さまざまな転職限界説が唱えられていますが、この「若年層の長期キャリア形成を図るため」の採用において認められている記載可能な上限年齢が、様々な憶測や推測を生み、「年齢による限界説」が広まったように思います。
勢いづくミドル層の転職
しかし実際は、30代後半から50代のいわゆる「ミドル世代」の転職が活気づいています。
コロナ禍以前からミドル層の転職は活気づいていましたが、企業側の採用意欲はコロナ禍以前と同等か、若しくはそれ以上と言っても良いほど積極的です。
新規事業の推進、既存事業の強化、デジタル推進など、現代社会の急激な変化に対応しなければならず、急激な変化への対応は人材育成だけでは限界があります。
それだけに、採用後に即戦力としてご活躍頂けることが期待できる経験豊富な「ミドル世代」への関心が高まっています。
同じレベルであれば、年齢が若い方が有利な面は否定できませんが、自分だからこその魅力・経験をしっかりとアピールすることができれば、転職において年齢はとりわけ気にされなくても良いでしょう。
変化する転職市場で好機を掴むために
未経験領域にチャレンジするのであれば年齢を気にする必要があります。
ただ、これまでの経験を棚卸しし、自分の強みや実績を活かせる領域や分野を軸にした転職活動の場合、年齢を気にする必要は無いでしょう。(ただし「年齢を重ねるごとに求められる実績やスキル・経験のレベルが高くなる」ことは留意すべきポイントになります。)
社会の急激な変化を背景に、転職市場も変化し続けています。今後もあらゆる層に転職のチャンスは広がっていく中、「年齢」を理由に可能性を閉ざすのではなく、ご自身の強みや実績を活かして活躍できる転職先を見つけてほしいと思います。
リージョナルキャリア石川では、皆さまそれぞれの想いやお考えを大事にしながら、キャリア設計のご相談に乗っています。ぜひお気軽にご相談ください。
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